次世代のために出来ること。東京から未来をつくるために、始められることは何でしょうか。 色々な方にお話を聞いていきます。第3回ゲスト小林よしひさ さん

ご家庭でどのような環境に配慮した取り組みをしていますか?

ゴミを減らすことがCO2の削減につながる

一般的なことかもしれませんが、私が家でやっているのは、ゴミの分別をしています。ゴミを分別しないで捨てると、本当はリサイクルできるものも捨ててしまうことになります。娘も私がするのを見ていて、歩けるようになった頃には、落ちているゴミを拾っては「パパ、これはなに!?」とよく聞いてきました。私が「ゴミだから捨てて」と言うと、一目散に捨てに行って「捨てたよ!」とニコニコしながら戻ってきます。ゴミの分別も小さな頃から少しずつ体験していると、大人になってからも意識しないで自然と出来るようになるのではないでしょうか。大人のすることを見て、知らず知らずのうちに身に付けていくことが大切なのだと思います。 私は料理をするのが好きなのですが、冷蔵庫をあけて余っている物があれば使い、極力、物を残さないようにしています。フードロスをなくすことは、ゴミの焼却が減り、CO2削減につながっていると思います。私たちが生活をしているとたくさんのゴミが出ます。だから毎日のゴミを減らすことを意識することはとても重要だと思っています。

学校や家で子どもたちはどのような環境に配慮した取り組みが出来ると思いますか?

水を出しっぱなしにしない。身近に出来ることはたくさんある

蛇口を閉めたつもりでも、ポタポタと水が垂れていたりすることがあります。娘には「手を洗ったら水道の蛇口をしっかり閉めようね!」とよく言っています。私たちが普段使っている水道も、水をきれいにするとき、蛇口まで水を送るときにエネルギーを使用しています。水の無駄使いをしないことも注意したいですね。子どもたちは学校の休み時間にうがいをしたり手を洗うこともあるので、水を出しっぱなしにしないことや水道の蛇口をしっかり閉めることなどを習慣として出来るようになるといいですね。まずは親が子どもと一緒にやってあげると、興味がわいてくると思うんです。

最後に子どもたちへメッセージをお願いします。

私たちのバトンを受け取って欲しい

私たちは、今、地球の資源を使い切らないように、エネルギーを大切に使うことや再生可能エネルギーの利用拡大に取り組んでいます。それが子どもたちに伝えられ、省エネや環境にいいことが当たり前の時代になり、「どこの再生可能エネルギー電力を利用しているの?」という会話が自然に出来るようになっていたらいいですね。引っ越しをしたら住所変更したり、水道、電気、ガスの契約をしますが、電気は再生可能エネルギー由来の電気を選ぶことが当たり前になればいいと思います。私たちは今しっかりと頑張り、次世代の子どもたちにバトンを渡せるようにする。子どもたちには、そのバトンをしっかり受け取り引き継いで欲しいです。

水道も水をきれいにするとこや蛇口まで水を運ぶときにエネルギーを利用しています。
手を洗ったり、うがいをする時に水を出したまましないようにする。水道の蛇口をしっかり閉めて、ポタポタと水が流れていないか確かめる。
節水も大切な省エネ行動です。

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