省エネルギー診断事例
建物用途別の省エネ対策
オフィス(自社ビル)
建物概要
建物種別 | 自社ビル |
---|---|
延床面積 | 2,869m² |
階数 | 地上2階 |
使用エネルギー | 電気、都市ガス、上下水道 |
CO2排出量
10.8t-CO2/年削減
光熱水費
583,000円/年削減
運用改善による省エネ対策
設備改善による省エネ対策
1エネルギー管理体制エネルギー管理体制の構築
削減効果
- 288,000円/年
- 4.77t-CO2/年
対策概要
下表に該当する対策を実施することにより、右欄に掲げる省エネ効果が得られると言われています。今回は表の1、2、3を実施し、エネルギー使用量の削減を図ります。
設問 | 可能最大省エネ率 | |
---|---|---|
1 | エネルギー管理体制の整備・確立がなされていますか | 1% |
2 | エネルギー原単位の管理をしていますか | 1% |
3 | 省エネルギーの管理目標を設定していますか | 1% |
4 | エネルギーデータを記録し活用していますか | 1% |
5 | 機器の定期的な保守・メンテナンスをしていますか | 1% |
合計 | 5% |
2空気調和設備空調設備の点検・清掃
削減効果
- 89,000円/年
- 1.81t-CO2/年
対策概要
before
消費電力量:74,278kWh/年
after
消費電力量:70,564kWh/年
室外機のフィンコイルを定期的に薬品洗浄することで空調機効率の低下が防止され、消費電力の低下(省エネ)となります。
3給湯設備給湯運転時間の見直し
削減効果
- 5,000円/年
- 0.110t-CO2/年
対策概要
before
消費電力量:2,919kWh/年
after
消費電力量:2,695kWh/年
利用者がいない時間帯も給湯温度は設定温度に保たれており、無駄なエネルギー消費となっているようです。
給湯器の運転時間を、まずは1時間短縮することで省エネを図ります。
4照明設備高効率照明器具の導入(LED)
削減効果
- 90,000円/年
- 1.84t-CO2/年
投資金額
- 1,512,000円
投資回収年数
- 16.8年
対策概要
before
FHT42W×3灯:21台
消費電力量:9,051kWh/年
after
LED【FHT42W×3灯相当】:21台
消費電力量:5,285kWh/年
従来型の照明器具を使用されています。従来型の照明器具はLED照明と比べると効率が低く、寿命も短いため、ランプ交換の頻度も多くなります。
既設の照明器具をLED照明に更新し、電力使用量の削減と長寿命化を図ります。
5ポンプ・ファンインバータ制御の導入
削減効果
- 61,000円/年
- 1.24t-CO2/年
投資金額
- 200,000円
投資回収年数
- 3.3年
対策概要
before
ファンモータ1.5kW:1台
消費電力量:5,476kWh/年
after
消費電力量:2,951kWh/年
給気ファンは、ダンパーで風量調整しています。給気ファンにインバータ制御装置を設置し、風量調整はインバータを用いてファンの回転数を低減することで電力使用量の削減を図ります。
6受変電設備変圧器の統合・停止
削減効果
- 50,000円/年
- 1.02t-CO2/年
投資金額
- 100,000円
投資回収年数
- 2.0年
対策概要
before
変圧器100kVA :3台
消費電力量:4,663kWh/年
after
変圧器100kVA :1台
消費電力量:2,583kWh/年
変圧器が3台設置されていますが、すべて負荷が軽い状態です。変圧器3台を1台に統合することで電力の削減を図ります。