2030年カーボンハーフの実現に向けて、東京都では、省エネ・再エネ住宅普及拡大を促進するため、太陽光発電設備、蓄電池の設置等に対する補助事業を実施しています。
この度、令和5年度の「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」について、補助の拡充と共に申請手続きの簡素化を行い、今月29日より事前申し込みの受付、6月30日より交付申請兼実績報告の受付を開始しますのでお知らせします。
1 制度改正の概要
(1)補助の拡充
・太陽光発電のみの設置も助成対象となります。
・機能性PVに対し上乗せ補助を行います。また、陸屋根の既存戸建住宅の場合も、架台設置や防水工事経費を上乗せします。
・壁・床等の断熱改修、エコキュート等の設置に対しても補助対象となります。
(2)申請手続きの変更
・補助金申請の審査を、工事完了後の1回に集約して、手続きを簡素化します。
・機器設置の契約は、”事前申込受付後”が条件となります(※)。
※令和5年4月1日~6月30日の間に、事前申込前に機器設置契約を締結した場合も、補助対象となります。事前申込をした後、交付申請兼実績報告を行ってください。
2 事業概要
(1)補助メニュー
令和5年度は下表に対し補助を実施します。(詳細は別紙1を参照。下線部は今年度拡充する事項)
災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業
家庭における太陽光発電導入促進事業 | ・太陽光発電システムの設置(単独導入でも可) ・防水工事(既存集合住宅及び既存戸建住宅) ・架台設置(集合住宅及び既存戸建住宅) ・機能性PV設置(上乗せ補助) ・パワーコンディショナの更新 |
家庭における蓄電池導入促進事業 | ・蓄電池システムの設置 |
既存住宅における省エネ改修促進事業 | ・高断熱窓・ドアの設置 ・壁/床等の断熱化 |
熱と電気の有効利用促進事業 | ・太陽熱利用システム、地中熱利用システムの設置 ・エコキュート等の設置(太陽光発電の電力を利用する場合) ・補助熱源機、ヒートポンプエアコンの更新 |
戸建住宅におけるV2H普及促進事業 | V2Hの設置 |
(2)予算規模
約487億円
3 各種スケジュール
(1)各事業の要綱、事前申込方法の公開 令和5年5月19日(金)
(2)事前申込開始、申請手引きの公開 令和5年5月29日(月)
(3)事業及び申請方法説明会 令和5年6月14日(水)・15日(木)予定[web開催]
※説明会への申込み方法、開催時間等の詳細は、公社HP等に5月末頃ご案内します
(4)交付申請兼実績報告 受付開始 令和5年6月30日(金)
4 申請手続きの見直しの概要
令和5年度は、以下のとおり申請手続きを見直しました。(詳細は別紙2を参照)
(1)手続きの簡素化
・交付申請と実績報告の2段階申請を工事完了後の1回に集約します。
(2)電子申請の推進・強化
・電子申請の場合、交付申請兼実績報告の受付・審査状況をWeb上で把握できるようになります。
なお、紙申請の場合、手続きに時間を要する可能性がありますので、電子申請を推奨します。
【イメージ図】
5 申請受付
公益財団法人東京都環境公社
東京都地球温暖化防止活動推進センター(愛称:クール・ネット東京)
〒163-0810 東京都新宿区西新宿二丁目4番1号 新宿NSビル10階
6 事業ホームページ
クール・ネット東京 災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業
URL:https://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/adiabatic_solor
7 その他
・令和5年4月1日から同年6月30日までに契約締結又は契約締結して工事をした助成対象事業についても、事前受付の手続きが必要になります。
戦略14 「ゼロエミッション東京戦略」
お問い合わせ
<補助制度について>
東京都環境局気候変動対策部 家庭エネルギー対策課
TEL:03-5388-3533
<申請受付について>
公益財団法人東京都環境公社 東京都地球温暖化防止活動推進センター(クール・ネット東京)
TEL:断熱改修 03-5990-5066
蓄電池システム 03-6258-1510
V2H 050-3155-5646
熱利用機器 03-5990-5086
太陽光発電設備 03-5990-5217