「燃費のいい家」って
なに? 【再エネ設備】

夏や冬は光熱費が…
太陽光発電でお財布にも優しい

再エネ設備とは

再生可能エネルギー、つまり「再エネ」とは、太陽光や風力・水力などの自然の力を利用したエネルギーのことです。温室効果ガスを排出しないため、気候変動対策に非常に有効です。また、電気やガスの使用量を減らせるので、光熱費の削減にもつながります。

太陽光発電の経済メリット

住宅屋根に4kWの太陽光パネルを設置した場合、一般家庭で一年間に必要な電力量の約8割程度の発電量が期待できます。

4kWの太陽光パネル 年間4,000~4,800kW以上の発電

太陽光パネルの設置費用(目安)

4kWの太陽光パネルを新築戸建住宅に設置した場合、月々約7,700円、年間では約92,400円が削減できます。9年目からは電気代削減額の累計が初期費用を上回ります。

※東京都区部、2人以上の世帯の場合を想定して試算(令和6年8月時点)したものであり、今後の状況等で変動する可能性があります。

4kWの太陽光パネルを新築戸建住宅に設置した場合の例 設置費用117万円 都補助40万円自己負担77万円 電気代削減額約92,400円/年の約8年分

東京都の支援制度

東京都には、太陽光発電設備や蓄電池、V2H、エコキュート等に関する様々な支援制度があります。詳細はワンストップ相談窓口にお問い合わせいただくか、クール・ネット東京HPをご覧ください。

太陽光パネル 1kW当たり10万円の補助※支援制度には一点の要件等があります V2H 1/2補助

太陽光パネルで発電した電気の使い方

家庭での電力消費量は、一般的に夜間にピークを迎えます。一方、太陽光パネルによる発電量のピークは、日射の多い昼間となるため、発電した電気を家庭で使いきれないことがあります。余った電気は、電力会社に売ることもできますが、売る時の単価が買う時の単価よりも低い場合は、自身で使った方が経済的です。

発電した電気を活用する方法

おひさまエコキュート

昼間の電力を使用してお湯を沸かしておくことができます

充電設備

発電した電気を蓄電池や電気自動車にためて使用します。

※建築物環境報告書制度の基準に適合した住宅には、電気自動車の充電設備(外部コンセント等)が設置されていたり、将来、最小限の工事やコストで充電設備を設置できるよう、住宅内部に配線や配管が備え付けてあります。

防災にも役立つ!太陽光パネルの停電時のメリット

メリット1

日中停電時でも電気を使える

太陽光パネルには、「自立運転機能」があります。この機能を活用すれば、日中であれば停電時でも電気が使えます。

「自立運転機能」の使い方

  1. 「主電源ブレーカー」をオフにする
  2. 「太陽光発電ブレーカー」をオフにする
  3. 「自立運転モード」に切り替える
  4. 「自立運転用コンセント」に必要な機器を接続して使用する

事前に確認しておこう!

機種やメーカーによって操作方法や自立運転用コンセントの位置が異なります。停電時に備えてあらかじめ取扱説明書や各社のHP等で確認しておきましょう。

非常用コンセントが
ある場合
パワーコンディショナーに
コンセントがある場合

※太陽光パネルの最大出力に関係なく、1,500Wが上限となっています。冷蔵庫やテレビが使え、スマートフォンの充電もできます。

メリット2

夜間も電気を使える

蓄電池やV2Hがあれば、日中に発電した電気をためておくことができるので、夜間も電気を使えます。

電気自動車が電源に

「V2H」(ブイ・ツー・エイチ) Vehicle to Home

充電設備の一種。V2Hは電気自動車を充電するだけでなく、電気自動車に充電した電気を住宅で使うこともできるため、電気自動車を電源として使うことができます。

太陽光パネルの定期的な点検

一般的な住宅地では、定期的に屋根に登って掃除をする必要はほとんどありませんが、日頃から発電量を確認しておくと、不具合に気づきやすくなります。発電量の低下が確認された場合は、メーカーや施工店など専門業者にお問い合わせください。

太陽光パネルを設置する前に

太陽光パネルの導入に向けて、設置環境を確認しておきましょう。住居地域や商業地域などの用途地域によって、建てることができる建物の種類や高さなどが異なります。エリアによっては、将来、近隣での新築や建物の建て替えなどにより、発電量に影響する可能性があるので確認しておきましょう。

太陽光パネルの発電量に影響する要因 屋根の方角 屋根の形状

用途地域は、都市計画情報等インターネットサービスで確認できます。