省エネルギー診断事例
建物用途別の省エネ対策
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建物概要
| 建物種別 | テナントビル内店舗 |
|---|---|
| 延床面積 | 300m² |
| 階数 | 地上1階 |
| 使用エネルギー | 電気、LPガス、上下水道 |
CO2排出量
11.1t-CO2/年削減
光熱水費
564,000円/年削減
設備改善による省エネ対策
1エネルギー管理体制エネルギー管理体制の構築
削減効果
- 132,000円/年
- 2.39t-CO2/年
対策概要
下表に該当する対策を実施することにより、右欄に掲げる省エネ効果が得られると言われています。今回は表の1～4を実施し、エネルギー使用量の削減を図ります。
| 設問 | 可能最大省エネ率 | |
|---|---|---|
| 1 | エネルギー管理体制の整備・確立がなされていますか | 1% |
| 2 | エネルギー原単位の管理をしていますか | 1% |
| 3 | 省エネルギーの管理目標を設定していますか | 1% |
| 4 | エネルギーデータを記録し活用していますか | 1% |
| 5 | 機器の定期的な保守・メンテナンスをしていますか | 1% |
| 合計 | 5% |
2空気調和設備空調設定温度の適正化
削減効果
- 94,000円/年
- 1.93t-CO2/年
対策概要
before
消費電力量：39,374kWh/年
after
消費電力量：35,437kWh/年
エアコンの設定温度をそれぞれ1℃緩和し消費電力の削減を図ります。1℃の緩和により空調負荷（空調消費電力）を約10％削減出来ると想定します。
3空気調和設備空調設備の点検・清掃
削減効果
- 94,000円/年
- 1.93t-CO2/年
対策概要
before
消費電力量：39,374kWh/年
after
消費電力量：35,437kWh/年
室外機のフィンコイルを定期的に薬品洗浄することで空調機効率の低下が防止され、消費電力の低下（省エネ）となります。
4照明設備照度の適正化
削減効果
- 3,000円/年
- 0.0704t-CO2/年
対策概要
before
110型LED灯 6台
消費電力量：867kWh/年
after
110型LED灯 5台（1台間引き）
消費電力量：723kWh/年
照度を測定したところ1,150Lxありました。東京都では500Lxを推奨しています。推奨照度は500Lxですが、まずは2割ほど間引きを行い、電力使用量の削減を図ります。
5自動販売機省エネ型自動販売機の採用
削減効果
- 3,000円/年
- 0.0714t-CO2/年
対策概要
before
旧型自動販売機：1台
消費電力量：：870kWh/年
after
新型自動販売機：1台
消費電力量：724kWh/年
各機器の年間定格電力使用量を確認したところ、旧型の自動販売機が2台ありました。 既設の自動販売機を省エネタイプの自動販売機に交換し、電力使用量の削減を図ります。
6空気調和設備高効率空調設備の導入
削減効果
- 218,000円/年
- 4.48t-CO2/年
投資金額
- 3,578,000円
投資回収年数
- 16.4年
対策概要
before
26.5kW（冷暖平均能力）：1台
21.2kW（冷暖平均能力）：1台
消費電力量：33,025kWh/年
after
消費電力量：23,861kWh/年
2台の空調機が設置されています。これらの空調機は設置後17年が経過しているため、老朽化による効率の低下が懸念されます。
空調設備を高効率ヒートポンプ式空調機に更新し、運転効率を高めて電力使用量の削減を図ります。
7照明設備高効率照明器具の導入（誘導灯）
削減効果
- 4,000円/年
- 0.0866t-CO2/年
投資金額
- 27,000円
投資回収年数
- 6.8年
対策概要
before
蛍光灯ランプ誘導灯：1台
消費電力量：201kWh/年
after
LED誘導灯：1台
消費電力量：24kWh/年
蛍光灯誘導灯が設置されています。蛍光灯誘導灯はLED誘導灯と比べると効率が低く、寿命も短いため、ランプ交換の頻度も多くなります。 蛍光灯誘導灯をLED誘導灯へ更新し、ランプの長寿命化と電力使用量の削減を図ります。
8給湯設備高効率給湯設備の導入
削減効果
- 16,000円/年
- 0.105t-CO2/年
投資金額
- 200,000円
投資回収年数
- 12.5年
対策概要
before
給湯設備：1台
消費LPガス量：268.6m3/年
after
高効率給湯設備：1台
消費LPガス量：233.7m3/年
既設の給湯設備を高効率機種に更新し、燃料使用量の削減を図ります。
