東京都は、再生可能エネルギーの大量導入を見据え、地域の低炭素・快適性・防災力向上とともに、再生可能エネルギーを有効に活用することにも資するコージェネレーションシステム(以下「CGS」)及び熱電融通インフラの導入に対する助成金の申請受付を開始しましたのでお知らせします。
(1)助成対象設備
・災害時等に系統電力が途絶えた場合において、自立運転が可能なCGS(50kW以上)
・CGSからの熱又は電気を建物間※で融通可能にする熱電融通インフラ
※融通先も含めて都内であること
(2)助成対象事業者
①CGS及び熱電融通インフラを併せて導入する民間事業者
②熱電融通インフラを新たに導入し、既存のCGSに接続する民間事業者
(3)助成率・助成上限額
助成対象設備 | 助成率 | 助成上限額 |
---|---|---|
CGS (再エネ開発(※)を行う場合) |
CGSの設置に要する経費の1/2以内 |
4億円 |
CGS (再エネ開発(※)を行わない場合) |
CGSの設置に要する経費の1/3以内 |
3億円 |
熱電融通インフラ (再エネ開発(※)を行う場合) |
熱電融通インフラの設置に要する経費の1/2以内 |
1億円 |
熱電融通インフラ (再エネ開発(※)を行わない場合) |
熱電融通インフラの設置に要する経費の1/3以内 |
8千万円 |
(※)再エネ開発:再生可能エネルギー機器を新設し、CGSを設置する建物又は熱電融通を受ける建物へ供給を行う
(4)主な助成要件
・エネルギーマネジメントによりデマンドレスポンス(※)の実行を可能にする体制を構築すること
(※)デマンドレスポンス:電力使用者側で、電力供給状況に応じて電力使用量を調整すること
・災害時等に公衆無線LANが利用可能な一時滞在施設を確保すること等
(5)事業期間
令和2年度から令和6年度まで(助成金の交付は令和8年度まで)
(6)令和2年度申請期間
令和2年9月14日(月曜日)~令和2年11月13日(金曜日)
(7)令和2年度予算額
6億円
予算額を上回る申請があった際は、予算の範囲内で交付額を調整します。
(1)申請受付窓口
公益財団法人東京都環境公社
東京都地球温暖化防止活動推進センター(愛称:クール・ネット東京)
〒163-0810
東京都新宿区西新宿2-4-1 新宿NSビル10階
TEL 03-5990-5085(9時~12時、13時~17時まで(土日祝祭日は除く。)
(2)助成金申請の手引き等の公表
クール・ネット東京のウェブサイトに掲載しています。指定様式をダウンロードして申請書を作成の上、申請受付窓口へご送付ください。
≫ https://www.tokyo-co2down.jp/company/subsidy/network/index.html
本件は、「『未来の東京』戦略ビジョン」を推進する先導的事業です。
戦略14「ゼロエミッション東京戦略」
<助成金事業の概要>
東京都環境局地球環境エネルギー部 次世代エネルギー推進課
TEL 03-5320-7783
<助成金申請手続き>
公益財団法人 東京都環境公社東京都地球温暖化防止活動推進センター(クール・ネット東京)
TEL 03-5990-5085