東京都では、エネルギーの安定供給の確保や脱炭素化に向け、都内における水素エネルギーの需要拡大・早期社会実装化に取り組んでいます。
特に、大規模・長期間のエネルギー貯蔵が可能な水素は、再生可能エネルギー大量導入時の調整力として有望であり、これに向けて再生可能エネルギー由来水素(グリーン水素)の活用を実装化していくことが重要です。
このたび、水素製造機器メーカー等からグリーン水素の製造から利用までの実機導入する場合の機器構成などをモデルプランとして募集を開始します。これについてお知らせいたします。
■モデルプランの募集
水素製造機器メーカー等が、グリーン水素の製造から利用までの実機導入する場合の機器構成などをモデルプランとして作成。公益財団法人東京都環境公社(以下「公社」という。)に提出いただき、公社において当該モデルプランを公表いたします。
⑴ 公募対象事業者
水素製造機器メーカー等
※複数の事業者による共同申請も受け付けます。
⑵ 提出内容
ア グリーン水素製造から利用までの機器構成
イ 導入及び運用に係る経費の情報 等
⑶ 公募
1次期間 令和5年4月24日(月曜日)から令和5年7月14日(金曜日)まで
2次期間 1次締切以降、令和7年12月26日(金曜日)まで随時受付
⑷ 公募内容の公表等
1次締切以降、公社において、モデルプランを公表いたします(令和5年8月中)。
公募に関する詳細や様式等については、当該事業のホームページを御確認ください。
■公募や助成金に関する情報
詳細は、ホームページをご覧ください。
https://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/green_hydrogen
■公募・相談窓口
公益財団法人東京都環境公社
東京都地球温暖化防止活動推進センター(愛称:クール・ネット東京)
〒163-0810 東京都新宿区西新宿2‐4‐1 新宿NSビル9階
TEL 03-5990-5068(9時から17時まで(土日祝祭日は除く。))
※ホームページの問合せホームからの相談を受け付けます。
■事業の流れ
① メーカー等からモデルプランの公募開始(令和5年4月24日から)
② 公社が提案のあったモデルプランを公表(令和5年8月予定)
③ 事業者は公表モデルプランに基づき公社に助成申請、メーカー等と契約して実機導入工事等を実施(令和8年12月末日までに設置・報告)
④ 事業者の導入完了後、公社が導入経費を助成
⑤ 事業者は実機の施設見学や情報発信等を行い、公社に実績報告
【参考】事業者におけるモデルプランの実装
本年8月以降(改めてホームページ等でお知らせします。)、モデルプランを基に、グリーン水素製造から利用までの一連の機器構成を、都内事業所に導入する事業者に対し、導入経費の助成を実施します。
⑴ 助成事業者
東京都内事業所にモデルプランを基にグリーン水素の製造から利用機器までを導入する事業者
⑵ 助成対象設備
グリーン水素の製造から利用までの一連の機器の設計費、設備費、工事費、諸経費
⑶ 助成要件
・令和8年12月28日(月曜日)までに実績報告が可能であること。
・グリーン水素を製造する再生可能エネルギー電力については、自ら当該電力のための設備を設置する又は再生可能エネルギー電力メニューからの電力供給を受けるものであること。
・グリーン水素に関して、当該助成で設置の設備の施設見学や情報発信等を行うこと。
・水素製造量などを5年間報告すること。 等
⑷ 助成率
10/10
⑸ 助成上限額
ワンパッケージ※1 2億5,300万円
ワンパッケージ以外 1億7,700万円
再生可能エネルギー電力設備※2 5,400万円(6kWあたり1,800千円)
※1 水素の製造から利用までの機器がコンテナ内で一体となったもの
※2 東京電力管内の設置であれば助成対象と認める。
⑹ 申請受付(申請の受付は、毎年度行います。)
令和5年8月(予定)から令和8年3月31日(火曜日)まで
お問い合わせ
<制度について>
東京都産業労働局産業・エネルギー政策部 新エネルギー推進課
電話:03-5388-3570
<申請方法・申請受付について>
公益財団法人東京都環境公社 東京都地球温暖化防止活動推進センター(クール・ネット東京)
https://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/green_hydrogen
※上記HPの問合せフォームよりお問い合わせください。