太陽光発電システムとは?
太陽光発電システムとは、太陽光のエネルギーを利用して発電するシステムのことです。家庭用の太陽光発電システムの場合、発電した電気は家庭内で使用する事ができ、使用しきれず余った分は電力会社へ売ることができます。
太陽光発電のいいところ
CO2排出量を削減します
化石燃料を使用する火力発電によるCO2排出量は、1kWhあたり約690g。これに対し、太陽光発電によるCO2排出量は、1kWhあたり17~48gと言われています。太陽光発電で発電した分、火力発電による発電を減らしたとすると、1kWhあたり約650gのCO2を減らすことができます。(※1)
1kWの太陽光発電システムの年間発電量は約1,000kWhと言われています。3kWの太陽光発電なら年間発電量は3000kWh前後ですので、650g×3000kWh=年間1,950kg前後のCO2を削減できます。
これは1世帯平均CO2排出量(図1)の約40%を占めます。また、杉の木約140本分の年間CO2吸収量に相当します。(杉の木1本当たりの年間CO2吸収量は平均14kg)
枯渇せず、国内で生み出せるエネルギーです
火力発電に使用する石油や石炭・天然ガスなどの化石燃料は、地球上の埋蔵量に限りのある枯渇性資源ですが、太陽光発電のエネルギー源である太陽エネルギーは無尽蔵なので、枯渇の心配がありません。
また、化石燃料は埋蔵されている地域が限られているため、日本での自給を進めることが難しく、日本で使用する化石燃料のほとんどは海外に依存しています。
これに対し、太陽光発電は太陽のエネルギーを利用するため、国産エネルギーとしてエネルギー自給率の向上に貢献します。
電力消費のピークをカット。過剰な設備投資を抑制します
電力需要がピークを迎えるのは真夏の昼間の数時間。このピーク時に電力をカバーするために、多くの発電所が作られています。太陽光発電は、電力需要がピークを迎える昼間に発電し、電力需要のピークカットに貢献します。
地域で設置できる分散型エネルギーです
太陽エネルギーは地域による偏在性が少ないため、基本的には設置する地域に制限がありません。また、騒音もないので日射量が確保できれば一般の家庭での設置が可能です。
個人の住宅で発電が可能となることで、エネルギーの地産地消を実現し、災害時の分散型電源としても活躍します。
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