「電気」の価値とは
「電気」の持つ価値について理解し、調達目的と電気を通して実現できることの整合性について確認しましょう。電気そのものが持つ価値(kWh価値)以外で電気に付随する価値は、下表のとおり整理されています。
※資源エネルギー庁「トラッキング付非化石証書の販売にかかる実証実験を踏まえた今後の対応について」を参考に作成
「再エネ」の特徴
「再生可能エネルギー(再エネ)」とは、法律※で「エネルギー源として永続的に利用することができると認められるもの」と定義されています。石油や石炭、天然ガスなどの化石エネルギーとは異なり、温室効果ガスを排出せず、国内で生産できることから、エネルギー安全保障にも寄与できる有望且つ多様で、重要な低炭素な国産エネルギー源です。
※エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律
※単位面積あたりでどれくらい発電出来るかを表します
災害時でも電力の使用を継続できる「電力の自家消費」について4つの方法を解説し、さらに代表的な3つの調達事例(自営線・自己託送・PPA)について紹介します。
地域の電源と需要地を直接結びつける自営線の敷設事例についてご紹介します。
一般送配電事業者の既存電線を活用し、離れた電源の電気を自家消費する自己託送の事例についてご紹介します。
第三者に自家消費設備を設置してもらうことで初期費用や維持費を軽減できるPPAの事例についてご紹介します。
小売電気事業者が提供する環境価値を訴求した電力メニューについて、メニューの類型や調達している電源・証書の種類等について説明します。需給契約時の仕様書にて目的に合致した指定ができるよう、電力小売における環境価値の取扱い方について理解しましょう。
調達した電気に環境価値を付与したり、CO2排出量を相殺する方法としての証書・クレジットの活用について説明します。目的に沿った活用ができるよう、各証書・クレジットの特色について理解しましょう。